waffes_omote_web
Q 玉川大学芸術学部メディア・デザイン学科2年の森口佳緒と申します。

わふフェス2017のことについてお尋ねしたいことがありメールを送らせていただきました。この度は、博物館教育論の授業課題である「わふフェス2017の一部として、封筒の家を元としたワークショップ、教育プログラムを考える」ということで、この内容を考えていく上でわふフェス2017のことについてきちんと把握しておく必要があった為、こちらの都合で大変申し訳ないのですが、メールという手段で連絡を取らせていただきました。


質問内容としては、来年のわふフェスはどのようなテーマを持ってどのような施設、人々と連携して行う予定なのか、何故その場所なのか。

わふフェス2017のだいたいのプログラムの詳細についても教えていただけたら幸いです。

ご多忙のところ恐縮ですが、ご回答お待ちしております。

waffes_ura_web
A.わふフェスへのご質問、ありがとうございます。ウォールアートプロジェクトのおおくにです。

「わふフェス2017」の内容については今、白紙の状態です。
わふフェスは、ひとことで言うと、私たちがインドで開催したプロジェクト、
あるいは開催しつつあるプロジェクトを感じとってもらおうという試みです。
インドに行って芸術祭や家を建てるプロジェクトに参加したわけではないのに、日本にいてそれを感じ取るということが可能なのか。
たぶんそれはとても難しいことだと思います。
けれど、そもそもインドに行った人たちがみんな同じように感じるのかといえば、
それはそうではなくて、一瞬一瞬でプロジェクトは様相を変えますし、
ボランティアメンバーが50人いれば50通りのフェスティバルやノコプロジェクトがあると思っています。
みんな初めてだし、ひとりだし、どんなふうになるのかわからなくて、
ましてや初めての海外旅行、初めてのインドというように、
未知数だらけで参加している。
だから、よくわからないないけど「行ってみよう」と参加する「わふフェス」も
案外、ありなのでは、と思うのです。

以前はプロジェクト終了ごとに報告会を開催していました。
予告の説明会もしてきました。

「わふフェス」は報告会や説明会の発展形でもあります。
ただ報告を聞くだけではなくて、もう少し、そこに身を置いてみたらどう感じるか、
インドで開催する封筒の家について、もうちょっと考えを進めてみてはどうか、
行った人、行っていない人、いろんな人と関わってみてはどうか、
そんな意図があります。

よくわからないままにとにかく参加してくださいって、
まぁ、現代ではありえない不親切なプログラムですよね。
でも、へんに道筋をつけられても困るって思いませんか?

たぶん、こんな感じとか、
きっとこういう体験ができる、とか、
そういうものを裏切ったりして、面白く思ってもらったり、
謎が深まったり。
そしていつかインドに行ってみようかな、と思ってもらえたら、
「わふフェス」は成功なのではないかと思っています。

もしも森口さんがいつか「封筒の家」をひっさげてインドに行ったら、
帰ってきて、いっしょに考えてもらえたら嬉しいです。
今回のプロジェクトを体感してもらえるような「わふフェス」をどうつくろう、と。
どんな場所で、どんな人を呼んで、
どんなプログラムを用意して開催しようか、と。

※画像は2015年10月に開催した「わふフェス2015」のチラシです。
以下が今回の「わふフェス2016」のチラシです。
waffes150
waffes_back-01

「わふフェス2016」については、
おかずくんのブログ「インドの子どもたちの今を知る」のこちらの記事もご参照ください。
http://blog.livedoor.jp/wall_art/archives/2016-11-18.html