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Q.玉川大学の峰野博子と申します。私はこの秋学期に博物館教育論という授業でWAFフェスのお話を伺いました。学校を建てるだけの教育活動しか存じ上げていない私にとって、わふフェスの活動は想像とは異なるもので、とても関心を持ちました。その際、わふフェス2016のお話も伺っていましたが、残念ながらイベント当日は授業のため参加することができませんでした。しかし、このイベントについて書いてくださっている当ブログにて内容が少しながらわかりました。 
注:ブログ「インドの子どもたちの今を知る」http://blog.livedoor.jp/wall_art/archives/2016-11-18.html 
 この度はこのWAFフェス2016を終えた今、日本の私たちに伝えたいことを改めてお聞きしたく、連絡致しました。また11月18日の記事の最後にありました、WAFフェス2017のコンセプトについても教えて頂けると嬉しいです。2点に対する質問の御回答をよろしくお願い致します。

A.ご質問、ありがとうございます。昨日から浜尾がインドに行ったので、再びおおくにがお応えします。

「わふフェス2017」の最後にワルリダンスをみんなで踊りました。
ワルリダンスは、現地の人たちが、豊作や結婚を祝い踊るダンスです。
日本の盆踊りとも起源は同じかもしれませんね。
タルパーというウリなどの植物で作られた楽器があり、そのタルパーを囲む形で踊るのですが、
タルパーは田植えから稲刈りまでの雨季にしか音を出すことが許されない楽器です。
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(「ノコのつくり方2015」より)

ワルリ画の代表的なモチーフでもあるワルリダンスを踊ったのは、
ワルリ族のアーティスト3人が来日しているからということでもあるのですが、
今回ダンスを踊りたかったいちばんの理由はあの独特の「輪」にあります。

ひとつ向こうの人と手をつなぐ。
閉じた輪ではなく螺旋の輪であること。

このダンスの輪。踊るとわかるのですが、身体がぴったりとくっついて
一体感があり、シンプルなステップでも相当盛り上がるのですが、
出入りが自由で風通しがいいのです。
ワルリの村で踊るときも、私たち日本人もすぐに入ることができます。

このワルリダンスの輪のあり方。
私たちのプロジェクトでもお手本にしたいと思っています。

やるときはみんな心を一つにしてプロジェクトや家づくりを実現していく。
存分に楽しみながら。
そして、種まきができたと思ったら、自由に離れていい。
もちろん入ってくるのも自由だし、離れたあとに、また入ってくるのも自由。

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わふフェスの第3部は、よもやま話、としたのですが、
椅子をワルリダンスと同じように螺旋に配置しました。
今考えていること、思っていることを自由に伝えあい、考えあい、
お互いの心に種まきができたらいいな、と思ったからです。

私たちのプロジェクトがこういう形式に
移行していったのは、
今年2月に家づくりのノコプロジェクトと
ウォールアートフェスティバルを
ダブルで開催するという大きな
プロジェクトを終えた後でした。

ワルリ族の村で「家」を建てることから始めるノコプロジェクトは社会彫刻として、
誰もが参加できなくてはいけないと思っています。
建築やデザイン、パーマカルチャーや自然農、エコに詳しい人だけで閉じることなく、
広く広く。
未来は私たち誰にとっても大事なものだからです。
みんな持っているモノサシは異なるけれど、でも、未来をよくしていきたいと思う気持ちは同じだから、
いっしょに進んでいきたいと思ったからです。

そんなコンセプトを携えてノコプロジェクトの一環として開催したのが、
今年9月の「第一回世界森会議」でした。
そして森会議を開催し成功させたベースを携えて、さらにこの11月に福島で「ウォールアートフェスティバル in 猪苗代〜プロローグ」を成功させることができたと思っています。

来年は7月〜8月に北インドのラダック地方で「アースアートプロジェクトin ラダック2017」を、
9月には第2回世界森会議を開催する予定です。

気持ちとタイミングが合えば、誰もが参加できるプロジェクトなので、
インドで体験してみることも検討してみてください。
絶賛ボランティア募集中です。

そして、前回の記事でもお伝えしましたが、
それらのプロジェクトを踏まえた形で日本での「わふフェス2017」が生まれてきます。
盛り上がってくれば、第一回目のわふフェス同様、
インドでのプロジェクト開催前にやりたいね、ということになることもあるでしょう。

たとえばですが、封筒の家をラダックのプロジェクトで開催するということで
玉川大のみなさんにきていただくことになれば、
いろんな形で企画してもらえたら嬉しいです。
わふフェス2017は、私たちWAP事務局のものではなくて、
みなさんと作っていけたらいいな、と思っています。

私たちWAPの歩みやノコプロジェクト、世界森会議のコンセプトをお伝えする本が
あります。通販もしていますのでご利用ください。
http://www.blue-bear.co.jp/shop/index2_3_2.html#book2011


世界森会議のスピーチを集めた「EKTAひとつ」や「ノコのつくり方2015」はこちらから。
http://www.blue-bear.co.jp/works/index.html

この記事に関しての質問もお待ちしています。